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The Mekong School of Japanese "Winds from the Mekong" Official
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メコン大学・日本語ビジネス学科から学校情報やカンボジア情報をおとどけします。 |
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Krom Nguyの話
カンボジアの歴史上の有名な人物のアンケートの中で、Sen VuthyさんやSreysocheata Kuntiaさんなど何人かがKrom Nguyという詩人を挙げてくれた。ジャヤヴァルマンZやチャン・リエチエ王、コーンなどの王様を挙げる学生がほとんどだったので興味深かった。
Vuthyさんに聞いてみると、明石書店の「カンボジアを知るための60章」の第8章で岡田知子先生が取り上げているゴイという詩人らしい。「カンボジアを知るための60章」はカンボジア好きの日本人の必読書のようなものなので、日本人で読んだ人は多いだろう。日本語を勉強しているカンボジアの学生にも是非読んでもらいたい。
以下同書の引用
「国民的詩人の一人としてゴイ(1865〜1936)を挙げておこう。フランス植民地期に活躍したゴイは、幼少期より寺院で教育を受けた農民だった。農民の生活、農民の苦しみ、カンボジアの独立や文化の危機をテーマにした多くの作品を、声楽の伴奏弦楽器であるサーディアウを奏でながら平易な語彙で村人に歌い聞かせた。当時のシソワット国王から「ピロム・ピアサー(美しい響きの詩)」との特別な称号を授けられるほどであった。」
Vuthyさんによれば
Krom Nguyの本当の名前はオック・オウですが、有名になってからKrom Nguyと呼ばれています。彼(1865-1936)はなくなったが、彼のお勧めの詩は今に至るまで、カンボジアの教育に取り入れています。
Sreysocheata Kuntiaさんによれば
Krom Nguyが、教育的詩を書きました。カンボジア人にいいレッスンをしあげました。女性法や男性法などが書かれました。女性法というのはどんないい女にするだろうか、家にいる時どんな仕事をするだろうか、外へ出かけれる時どんな性格をするだろうかなどこです。男性法も同じようなことがにかいてあります。
特に、その人は、詩を書いただけではなく、チャペイというカンボジアの伝統的な楽器を伴って書いた詩を歌えました。とてもすごいですね。下の絵を見てください。^^
ということで写真も添付してくれました。
さらにVuthyさんにチャバッブ ラブーク タメイ” "Chbab Labeuk Tmei" (「新しい規律」でしょうか?)という詩の一部(44行から46行)を説明してもらい、石橋美紀先生に詩の形にしていただきました。
知識の浮力をもちたかったら
学んでその鋼のような力を身につけよう
励み、考え、頭を使って学ぶうちに
富さえも後から追ってくるのだから
力を尽くして、学問を掘り起こし
暑い日も寒い日も
料理が煮えるまで待つように
じっくりと学ぶのだ
生の料理でもなく焦げすぎた料理でもない
適切な自分の知識を育てるのだ
理解できないときは人の言葉を聴くこと
理解できなくても自分の能力を探すこと
人の述べることを聞き
人の言葉ばかりに従わずに
自分で学んだことによって
世界を自分の目でみてください
これからも皆さんの御協力をいただき、カンボジアの国民的詩人Krom Nguyの詩を日本語に翻訳してみたいと思います。 |
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The Mekong School of Japanese (Cambodian Mekong University)
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